シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC望遠側の印象

前回に引き続き、今度は200mmでの比較です。結論を先に言うと、やはり絞った方がよかったです。

っていってもこの縮小した画像ではおそらくわからないはず。クリックすると拡大されます。これは200mmの中央付近を等倍にしたものです。

見ておわかりかと思いますが、開放の方はアンテナやタイル、そしてフェンスの網の解像がやや甘くなっています。F11の方がキリっと解像していますね。

んがしかし。周辺を見てみるとおもしろい傾向が。

両方とも色収差が激しいし、歪曲収差も出ているのですが、F11の方が解像しようとがんばってしまった分、色収差が激しくなってしまっているような気がします。きっちり色収差を描き出してしまったといえばいいのかな。F6.3開放だとほんわか色収差になっていて、縮小時にもあまり目立たなくなっているように感じられます。

もちろん、倍率色収差はRAW現像ソフトで修正できるもの、例えばSYLKYPIXなどを使えば修正できますので、解像度を優先するのでしたらF11までちゃんと絞った方がよいと感じました。周辺減光もF11は感じられませんが、F6.3だと多少落ちています。

ただ、高倍率ズームで開放でもここまで解像してくれれば言うことないと個人的には感じました。普通のL判~2L程度に印刷するなら、ほとんど気にならないレベルだと思います。なので広角/望遠合わせてとてもよくできたレンズだな、と思ったのでした。


シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC デジタル専用 ソニー用

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