昨年に発表されていた初音ミクのプロジェクト・ディーヴァが予約開始されました。PSP向けのソフトとしてSEGAからリリースされますが、すでにかなりの人気を博しているとかいないとか。
コレを買うほど初音ミク好きではないので、おそらくスルーしちゃうとは思います。ビジュアルはよいとしても、声がキライなのでこういった音が出るとなると、かなり苦手な部類に属してしまうのが食指が動かない理由です。とはいってもデキはとってもよさそう。3Dの動きだけでもかわいくてクオリティが高い。SEGAのサイトで見ると、さすがプロがしっかり作っただけあるな、というカット割りとか動きをつけていて買わないけど見てみたいw。きちんとモーションキャプチャーしたものをベースにして動かしているので、違和感がありません。よくできたアニメを見ているようです。初音ミクの3Dはニコニコ動画でMikuMikuDanceのものをよく見る機会があるのですが、それはやはり手作業でアクションを付けるので、細かいところじゃなくて全体のバランスに違和感が出るときがあります。ゲーム内の映像の方は自然に動いている印象を持ちました。
でもこういったものがビジネスとしてきちんと完結できるんだな、と思うとバーチャルキャラクタービジネスも一定のレベルに来たんだと感無量。大昔にDK96というホリプロのバーチャルキャラクターがいまして、そのDK96のモデルになった女の子が部下にいたのですが、当時は人間に似せすぎようとして失敗したのかもしれないと思います。しょせんバーチャルなんだから、人間じゃない方がいいんでしょうね。ミッキーマウスみたいなもんでしょうからw。人間に似せようとすると却って気持ち悪く思えるのがヒトの感覚らしいので、こういった路線は今後も続くんだと思います。
もちろん、ユーザが参加する、という一番今の初音ミクを支えているスキームがありませんでしたから、流行らなかったのも仕方ないのかとは思いますね。DK96もユーザが歌を歌わせられる、なんてことできたら少しは違ったのかも。当時のコンピュータでは音声合成を今のスピードでできることなんて考えも着かなかったし、3Dもアニメーションさせるにはシリコングラフィックスを持ってこないとリアルタイムレンダリングできないし、それすらもバカ高いグラフィックボードがないとできなかった時代でした。
そう考えると今のPCユーザってすごいポテンシャルを持ったマシンを手にしているんですよね。いや、自分はそれでたいしたことやってませんけどもさ。