PENTAXからK-7が発表されました。ティーザーで色々と噂は出ていたのですが、正式発表になったというわけです。なんというか、気合い入れてきましたな。と率直に思いました。スペック厨も満足するデキでしょう。
なんせ、公式サイトで最初に来る項目が、「小型化とハイスペック」ですから、非常にスペックに気を配ったことをプッシュしています。最初に飛び込んできたのは、
視野率約100% ファインダー
ですから。ファインダーに文句言う人は多いのですが、倍率0.92で、100%なら文句ないでしょう。APS-Cで最高の見え心地を実現しているのでしょうね。一度覗いてみたいや。
次は、オートフォーカスの改良。CやNに比べると他社のオートフォーカスは遅い、合ってないと揶揄されますが、今回の11点中9点のクロスセンサーはいかがなもんでしょうか?実際に触ってみてみたいです。もちろん、SDMレンズじゃなければ遅いんだろうとは思いますが。
連写も約5.2コマ/秒ということでかなり高速になりましたね。従来のK20Dが3コマ/秒だから、かなりがんばったといっていいでしょう。これで動体撮影も有利になるかな?飛行機写真に使えるPENTAXになるかもしれない。
個人的に、これいいなー、と思ったのが電子水準器です。いつも左下がりの画を撮ってしまいますので、これは嬉しいかも。水平になったらファインダー内で目立ってくれるとおもしろいかも知れません。それと、手ブレ補正を回転方向にも動くようにした新たなSRもおもしろい。これを利用して三脚利用時にライブビューを微調整できるってのも発想の転換で個性が出てるな、と思ったのでした。
さすがにキヤノンとαだけで十分なので買わないと思いますが、もし今までデジタル一眼レフを持っていなかったら、最有力候補になっていたかもしれません。丁寧に作られたカメラ屋のカメラ、ということで先日発表されたαのエントリーモデルとはまったく逆の方向性も頼もしいカメラですね。ただ、ちょっと価格が高そう。13万くらいが想定価格らしいですが、早晩9万円程度には落ちるのかなあ。
動画ももちろん搭載していますが、まぁ、もうこれはサプライズにならないしな。搭載しないほうがサプライズかもしれない?