さて、前回GREENHOUSEのGH-CF32GDをディスりまくってから早半年以上経過しました。このBlogでも人気のページになっていますが、果たしてGH-CF32GDはホントにダメなコンパクトフラッシュなのか?ということで再度検証することにしました。
とはいっても、同じカードを検証しても意味がありませぬ。価格COMの情報に依ると、サポートに問い合わせればチェックして交換してくれるということでしたので、まだ桜の咲く頃に送り返していたのです。戻ってきたコンパクトフラッシュは、しばらく普通に使っていたのですが、ちょっと違うかな?と思いまして、ベンチマークをやり直しました。さっそくご報告することにしましょう。
注意点として、前回はML115G5でベンチマークしましたが、今回はマシンをリプレイスしたことにともない、MA790X-UD4PにPhenom955BEでのテストとなります。もっともSATA-CF変換カードは前回と同じくAREA(エアリア)のものですから、SATAチップの違いは多少出るでしょうが、そこでボトルネックになるのではなく、変換カードにかなりのウエイトがあると思われます。差違は出るでしょうが、それほど劇的な差違はないだろう、ということと、以前の環境を作るのがメンドイ(この理由が99.5%以上)ため、この新マシンでテストしました。GH-CF32GD単一テストだと差違が出た場合には、カードによるものか、チップセットによるものか判別できないので、Transcendも同様にテストして、チップセットの差違を見てみることは必要です。
比較数値は、50MBをシーケンシャルでリード・ライトするところで見ています。ここらへんがデジカメで一番キモになる部分でしょうから。
というわけで、まずはTranscendの32GBテストから。
これを見るとわかるように、多少の誤差は出ていますが、ほぼ同等とみなしてよいでしょう。リードに関しては、MA790Xは少し落ちています。ただ、1MB/s程度ですので3%程度の違いでしょうか。ライトに関してはほぼ変わりません。
次は、GH-CF32GDでのテスト結果を。
さて、どうなることやら…
ん?んんんん?んんんんんんんんん?
キタ?キタのか?来ましたか?
- リード 30.66→40.66
- ライト 10.88→16.28
ということで、キター!!!!→よくなりました。なんとリードの速度は33%UP・ライトの速度は50%UPと、同じメーカの同じ型番のコンパクトフラッシュカードとは思えないほど性能が違います。今現在出荷されているのは、それほど遅くない、と言っていいのかな?というか、最初に買った人はバカ見てたわけですかね?もし、昨年末から今年頭にかけて購入した人は、サポートに問い合わせた方がいいかもしれません。
リードはTranscendの133xに多少劣るものの、ライトは遜色ありませんね。
ただ、気をつけなければならないのが、512kや4kでの書き込み速度。Transcendに比較すると、かなり遅いです。CFをSSD的に使う、などの場合には、GH-CF32GDは向かないでしょう。あくまでもデジタルカメラでの利用ならば、拮抗している、という結論になるでしょう。
さて、同じネタを半年後にやるとは思いませんでしたが、総評としては以下のようになります。
- 現在のGH-CF32GDはそう悪くなさそう
- デジカメでの利用であれば、値段なりの性能はあるだろう
- Transcend 133xと比較して安い方を買えばいいんでないかしら
- しかし、これ、GREEHOUSEは告知しろよなぁ、と思わないでもない
半年ほどディスったまま放置していたページですが、今回以降はGH-CF32GD悪くない、ということにしておきます。しかしながら、GREENHOUSEはそれなりに扱うアイテムが多くて名前も通っているメーカ(つーか販社だけど)なのですから、もすこし自社の製品の悪いところなどをリカバーしてくれればいいのに、とは思います。サポート自体も、それほどはよくない(悪いかというとそれも違うが)という感じを受けました。
廉価でも使えるコンパクトフラッシュとして、GH-CF32GDを見直してあげたいと思います。でもさ、パッケージとかプロモーションの表記は奥ゆかしさが足りませんなw
あなたな~らどーする~(古)
Transcend 32GB CF CARD (133X TYPE I ) TS32GCF133 |
233倍速コンパクトフラッシュ 32GB GH-CF32GD |
「コンパクトフラッシュベンチマークリターンズ」への2件のフィードバック