8月の頭に修理に出していたKissDXがやっと戻ってきました。原因不明の再現性がすこぶるわかりにくいErr99でレンズを認識しないトラブルを起こしていたカメラです。
一度修理を担当している業者から、「きちんと動くのですが…」という電話があり、その際にも「再現しにくいかも知れないので、長くかかってもかまわないから幾度となく試して欲しい」旨のリクエストを出していたので、これだけ時間がかかったのでしょう。
修理自体は、マウントの接点部分の交換、そして電源基盤の交換となりました。トータルで1万7千円弱の修理費。本来なら購入してからちょうど三年経過しているので全額負担なのですが、今回はキタムラの5年保証に助けられました。いやー、入っててよかった。
さすがに1万7千円負担するとなると、別のカメラにした方がいいか?という判断に傾きますよね。でも、自己負担でもたぶん修理したと思います。
なぜなら愛着があるから?KissDXは、昔に比べれば持ち出す回数は減ってしまいましたが、やはりハレの日に使っていたことが多かったため、より印象づけられている機械。これで撮影した写真を見るたびに、思い出がよみがえり、Exifデータのおかげで、写真からその空気まで思い出すことができる。そのときに右手の人差し指で、シャッターを押したのは確かにこの機械なんだ、と思うと、同じ電子機器であるPCケースの中に入っているCPUやメモリなどとは比べものにならないくらい、人間の想いと一体化した機械なんだな、と感じました。
すでに3年も経過している機種ですし、最新の機種にはかなわない部分ばかり。フォーカスは甘いし、液晶も見づらい。でもまだお散歩カメラや何気ないスナップには十分。少なくともコンデジには絶対負けない絵を描いてくれるのですから。50D、そして7Dがもしウチに来たとしても、いつまでも置いておこうと思いました。