はー、昨夜サーバのPHPをアップデートしたらPHPにMySQL拡張を入れずに入れ替えてハマりました。結局元に戻すということになり…。さて、気を取り直してDC-MCNP1にファンをくっつけました。手順を解説しておきますのでこれからやる気がある人には、少しだけ役に立つかもしれません。
では、手順を追っていきましょう。
- DC-MCNP1を分解する-その1
当たり前ですが分解しないといけません。しかしながら、この手順が難しい。以下の手順で行いましょう。
ハードディスク挿入口を外す→フロント側のスモークカバーをはがす→底面のシリアルシールをはがし、ネジを外す
ここまでをまずやってみましょう。スモークカバーは両面テープで固定されています。なんというか節約されているというか、チープな作り。まぁいいんだけどね。このスモークカバーを外すのがまず一番大変かと思います。思いっきりやると割れてしまうので、なるべく剥がすあたりを持って、じわじわやってください。横にひねりながらじわじわ力を入れると剥がれやすいかも。この部分、あとでキレイにしたいのなら全部キレイに剥がしておきましょう。その方が後々の作業はしやすいです。もちろん新しい両面テープは必要です。
- ここまでできたら、次はカバーを外します。
この部分が一番鬼門なので注意してください。
この方向にずらすと外れそうですが、ダメゼッタイw。もちろん、強引にこの状態で上に持ち上げるのもダメです。手前側にプラスチックのフックがあるのが軒並みつぶれます。
これでフックがズレてすこん、と外れるようになるはず。注意して行ってください。
- あとは普通にネジを外しながら分解していくだけ。
簡単になります。
ここで底面のファンのネジなども外しておいてくださいね。
- 基板がついていた側のアルミ板を外す
ここも両面テープで止まっています。かなりめんどくさい。ゆっくりゆっくり力を入れながら剥がしていきましょう。分解できるとこんな感じになります。
- 次にいよいよITAKAZEをくっつけます。
もちろんネジ止めしてもいいのですが、ここは製造元をリスペクトしてw、両面テープで固定します。後で元に戻せることを課題にしているので、必然的にこうなるのだ。
ここで両面テープは少なくとも1mm厚があるものを使いましょう。残念なのですが、ITAKAZEの大きさが若干大きいので前後(この写真の場合には左右)が浮きます。ほんの0.7mmくらいだと思うのですが、それをカバーして接着力を高めるために、厚めの両面テープを使いましょう。なに、薄くても大丈夫だけどね。二枚重ねくらいすればw
- ついたらこうなります。
ケーブルの処理もうまくやってね。
- 基板を元に戻す。
このとき、端子側のメッシュカバーを先に入れておくこと。基板を再度ネジ止めしましょう。端子側のメッシュカバーを基板留めたあとに入れると、ゆがませながら入れないと入らなかったりするので、同時に処理すること。ハードディスク固定用のプラスチック部品も忘れないようにね。
- さて、次はファンのケーブルだ。
ここが一番大変かも。コネクタを削って入る大きさならいいんですが、残念ながら無理でした。
そこで、コネクタのプラスチックを細いピンのようなもので、コネクタ横の穴を押して引っこ抜きます。三本交互にやりながら引っこ抜きましょう。
次に、大きさが似たようなコネクタを持ったケーブルを自分はジャンクボックスの中から取り出しました。誰でも持っているわけじゃありませんから、ここらへんは元から着いていたファンのケーブルをブッチギるなりコネクタを買ってくるしかないと思います。古くなったマザーボードのチップセットファンなんかだったらサイズが合うのも多いかも。
コレもちょっとサイズが違っていたので削りました。削ったというかニッパーでプチプチと切ったというか。
- 次にケーブルを接続
本来なら半田ごてなどでハンダ付けしたいところですが、面倒なのでテープで留めちゃった!ま、これはこれで動かなくなっても自己責任ということで。途中でショートしないように気をつけましょうね。黄色は回転数センサー用なので使いません。
- コネクタをつなげて、この状態でテストしてみる。
最後まで組み立ててから動かないとへこみますので、ここでいったんテストしましょう。ショートなどしないように気をつけて。ファンの動作確認ができればいいのですから。
- 歓声!いや、完成!
動作確認が無事できたら後は組み立てるだけです。これで最大回転数を設定しても音なんてしません!というDC-MCNP1ができました。めでたしめでたし。
駆け足で説明してきましたけど、フタの外し方だけしくじらなければ大丈夫です。あとはコネクタの処理が大変なので、事前にちゃんと用意しておくといいでしょう。
最後に、用意するものとしては以下の通りです。
- 両面テープ
厚手のものと薄手のもの。薄手のモノがなくてもできるが、その場合には最初についていた両面テープを剥がさないこと。 - コネクタケーブル(できれば)
- ハンダゴテとハンダ(できれば)
- 小さなプラスドライバーやニッパーなどの工具
- 両面テープをキレイに取り去る剥離剤(剥がしたい場合。できれば)
ちょーっと敷居が高い改造ですが、これでファンの音に悩まされることはありません。また、夏場などの暑いときもハングアップする心配はないでしょう。
このページを参考にITAKAZE化に挑戦しました。
評判通り静かになって大満足ですw
僕の場合はもう少しアクティブ(乱暴)にITAKAZE
を貼り付けるときに浮かないよう、後ろ側の出っ張りをカッターとやすりでごりごり削ってヒートシンクと密着するようにしています。
変換ケーブルはDCスレに情報がありました
http://www.ainex.jp/products/ex-003.htm
たけさん、こんにちは。
お役に立てたようでなによりです。確かにでっぱりというか、当たる部分を削っちゃえばきちんと収まりますね。個人的に原状復帰モードで紹介したいな、と思ったのでそのままにしておきました。
変換コネクタの情報ありがとうございます!こんなケーブルもあるんですねぇ。今度改造するときには使おう。いつやるのかは疑問ですが…。