6月に知人が南大東島に行ってきた、というのを聞いてうらやましがっていたのですが、再度訪問するというので一緒にどうだ?というお誘いを受けました。多少のお金はかかるもののこういった離島に一人でなく行ける機会があるのは滅多にないので同行することに。ただし、ほかの日程も含め、基本は「マグロ釣り」です。
日程は以下のようになっておりました。
7月4日:沖縄・那覇入り
5日:那覇で釣り
6日:南大東島へ移動
7,8日:釣り
9日:久米島へ移動
10,11日:久米島で釣り
11日:帰京
というハードスケジュール。取りあえずマグロの顔をおがめれば、と思って参加したのですが、趣味ではなく業務のように釣りをして真っ黒に日焼けして端から見れば、この団体はいったいなんの仕事をしているんだ?と思われるような状態でした。
ま、釣りのことはさておいて、南大東島は絶海の孤島という(北大東島があるけど)イメージがぴったりの島でありました。断崖絶壁に囲まれた平地には池と畑、そして申し訳程度の集落。絶壁の外は外海が押し寄せる果てしなき深みを持った海。ここで生活することを考えたら、ある程度身辺整理をしなきゃいけないだろうなと思うほど。
ただ、今回思ったことは旅とは人に出会うことなんだ、という旅の基本。会う人すべてがちょっとシャイだけれど親切で、そして誰しも本来は仲良くなれるんだ、ということを強く感じました。人口1,300人の島だからこそ、旅人も単なる旅人ではなく、その場で生活する人間になれる場所でした。
アクティビティは釣りとダイビングしかないので、なかなか訪問するモチベーションが起きない島かもしれませんが、心が疲れたときなどには行ってみると自分をもう一度好きになれる島かもしれません。