仕事で沖縄まで出張。あまり移動したくない場所(東京も同様だけど)ではあるけど、特に人と多く会う予定はないので行くことにした。

仕事はさておき、現地にKawasaki ZX-25Rがあったので借りて乗せてもらうことに。ヘルメットはその場にあるのを借りてグローブは今回の仕事で持って行ったものを代用。

ZX-25Rは久しぶりにリリースされたインライン4のクオーターバイクなわけだが、自分は過去たくさん出ていた250ccの4気筒バイクには一度も乗ったことがない。兄がFZ250に乗っていたかなぁ？という気もしたが一緒に暮らしてたわけでもないし、その後出たバリアス、ホーネット、バンディットなど最近知ったくらい。

なので初めての4気筒クオーターなのだ。結論からいうとハイテクてんこ盛りで乗りやすいバイクだな、と思った。普段乗っているトルクのカタマリバイクと比べちゃダメなので、そこは比較しないがとっても乗りやすい。

ただし、5千回転以上回っているならば、という前提

アイドリングは1500回転前後だし4千回転なんて右手を数ミリ動かせば到達する回転数なので、5千回転もあっという間に達する。

発進するときは少しだけ回転を上げるシステムもあるので発進はラク。トルク感はないけどスムースに加速していく。その後も4千回転くらい回せば普通にシフトアップしていけば緩やかに加速して流れに乗れる。

ただ、4千回転で6速とかに入れているとき、ちょっと加速したいなと思ってアクセルをオープンしても「うもも～」とイヤそうに加速してくだけ笑
ちゃんとシフトダウンしないとダメだった。パワーバンドというかトルクがカムに乗り始めるのは6千回転を超えるくらいからか。そこから12000回転を超えると一気に上がっていく典型的な高回転エンジンになっている。

マフラーはノーマルだからいいのだけど、これなまじっか交換して甲高い音をでかめに奏でられると少し疲れるかも。もともと回し気味のエンジンは疲れるもんだし。

ライディングポジション

前傾姿勢ではあるけれどそんなにタンクに寄り添うほどでもないので、自分としてはラク。腰で上半身を支える乗り方をすればそこまで疲れないかなと思った。疲れたらクラッチ側の手を放してしまえば右手だけで運転して少し上体を起こしてラクができる。

レーサーレプリカ的見た目とは違うポジションだからツアラー的に使うのも十分できる。

オートシフター

初めてこの機構を持ったオートバイに乗ったが、めっちゃ便利。減速時にシフトアップはできないし、その逆もしかりなんだが、通常加速していく時にクラッチ握らずアクセル開けたままポンポンシフトアップしていくのはこんなにラクなんだなと感動。

もっともクラッチ切ってシフトアップとかすると回転のドロップがレスポンスいいせいもあって早めにチェンジしないとギクシャクする。フル加速するときなどクラッチ握らずにできるため、オートマ感覚だね。

トータル的な感想

もし自分が普通二輪しか持っていなくて維持費も含めてセーブしたい、でもスーパースポーツちっくな4気筒バイクに乗りたいと思っていたら、きっとこのバイクを選ぶだろう。

トータルで90万円という価格は他にリーズナブルなクオーターがあるから少しキツいが、リセールバリューを考えれば実際の償却価格は減るだろうし。何より最新のクオーター、かつ最新のメカを搭載し、フルスロットルにできるシチュエーションが少なからずある、というメリットを考えるとアリなバイクだと思う。

トータルで70万円なら迷わず買っちゃうんだけどなー。