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ニューメキシコ州 シップロック

※これは2018年7月に書いています。

2017年10月。デンバーから延々とタオス経由で走り、ファーミントンという小さな街に到達した。この街からすぐそこにはシップロックというナバホの聖地がある。荒野にいきなり高さ500m弱の岩山がそびえ立っている。

ファーミントンの街からすぐシップロック側へ向かうと遠くに特徴あるその姿が見えるが、実はまだまだ遠い。40マイル…60キロ以上遠くから見えるその山まで、もう少し走らなければならないのだった。

なんの変哲もないニューメキシコ州の道路は赤茶けた大地だったり土塊しかない荒野をまっすぐ走る道がほとんど。その中でたまにこういった山や台地が見えると少し嬉しくなってしまう。

Farmingtonの街を越えた64号線からすぐに見える。

まだ、ここから小一時間ほどドライブしてやっとそばにたどり着く。シップロックへは南側からアプローチするといいと思う。

ルート案内では、36号線を案内されるかもしれないが、64号線の方が周辺に店などもあるし、走りやすいはず。そして、レッドロックハイウェイから、こちらのインディアンルート13までたどり着けばシップロックへ入っていける。なお、他の道は私有地でもあるので、ヘンに入りこむと怒られるかもしれないから気をつけて。

インディアンルート13あたり。ここから右に入っていく。

実際にこのルートから入って見えるその山はかなり遠い。すぐ近くに見えるのだが、実際はここから悪路をゆっくり延々と走るハメになる。アメリカあるあるだと思うのだが、周りに対比する物が無いと、意外に小さく見えてしまうのだ。ラスベガスの巨大ホテル群がいい例だと思う。

さて、このシップロックは写真を撮るくらいしか通常は楽しめない。ただ、4WDなどあれば実際の山体の脇すぐにまで行けるし、岩脈と呼ばれるシップロックの南側に延びている山脈すぐそばまで行ける。ムリをしない範囲で登ってみるといいが、レンタカーなどが転げ落ちても責任は取らないw

近くまで来るとかなり大きく見える。

自分はドローンで撮影したくてここまで来たので、思う存分飛ばすw

ただ、最初の離陸地点からシップロック本体までかなり遠いことに気づかず2キロ飛ばしてもまだ中間地点だったので、再度移動するハメに。

初日は夕方近くだったので、また二日後の午前中に来てみた。不思議な魅力のある山であり、ナバホの人たちが聖地として崇める感覚がなんとなく理解できた。また再訪してみたい。

 

DJI Mavic Pro

MavicPro
MavicPro

DJIからコンパクトなドローン、Mavicが9/27に発表された。ティザーである程度出ることはわかっていたし、リーク画像で折りたたみ式のドローンを出すのはすでに周知の事実だったわけだが、このタイミングで発表したことはDJIにとっては必要なことだったんだろう、と思う。

王者対王者の闘い

それはアクションカム界の巨人、GoProのドローンKarmaが発表されていたからでKarmaとまさにバッティングするドローンの領域をMavicPROも担うからだ。いわゆる「旅ドローン」としてこの二者はぶつかることになるだろう。

ただ、やはり二者の方向性はかなり違っている。DJIは商用ドローンにおいて世界一であるし、そのMavicPRO中心に述べていくが、まずはGoPro。

Karmaはアクションカムを「飛ばすこと、安定されることに特化した」ドローンと言える。その特徴も軽い・コンパクト・ジンバルとして活用できるといった形でエクストリームな領域でさまざまな形でアクションカムとして使うという進化形の提案。

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ドローンにハマるこの頃

ずーっとブログの更新をしていなくて、特に死んでいたわけでもないし多忙なわけでもないのだけど習慣が途切れるとこのようになってしまうという典型例になったかなという気がします。クルマいじったりもあんまりしてないのでネタがなかったのもあるんだけど。

そしてタイトルにあるように昨今はドローンにハマっています。昔から欲しかったのですが昨年の終わりぐらいにえいやっと買ってみて楽しんでいる状態。法律が厳しくなって楽しめるんかい?とか思われるかもしれませんが、飛ばしにくいなぁと思いつつ法的にしっかりと決められたことで安全な場所なら堂々と飛ばせるので、その点はいいです。夜間とか本当に飛ばしにくいけど(許可をもらわないとダメなわけで)。

自分は国交省に申請をして、別の業務でも使うということで包括申請で許可を得ています。もちろんこれも万能では無くて色々な制限が付いてくるのだけど、実際に「物体を空に飛ばす」というリスクの割には、まだそれでも融通が利いているのかもしれない。タイ(世界でもっともドローン規制が厳しい国だそうな)なんぞ飛ばしたら即逮捕で懲役でしたっけ?それに比べると日本はまだ緩いほうかもしれない。

さて、少しだけ自分に対するメモ的な意味合いで書いておくと、DJI社のドローンを飛行させるソフトウェアとしてAndroidのタブレット用に純正ではDJI GOを、そしてサードパーティのアプリとしてLitchiを使っていたんだが、いつのまにか自分のAndroidタブレットであるZenpadで使えなくなっている。FPV(ドローンから送られてくる映像)が画面に映らない。Xperiaとかだと普通にできるのだが、Zenpadだとダメ。

うーむ、相性問題?とか思ったが、以下のポイントで解決できた。

  • Zenpadは特殊なUSBデバイスを装着したときに起動するアプリをデフォルトとして設定すると、そいつとしかネゴしないようになる(ようだ)。
  • なので、DJIのドローンのコントローラ(いわゆるプロポ)をZenpadに挿すときに起動するアプリは「常時」で選択しない。つなぎなおすたびに、どちらを使うかを選択するかたちにしておく。
  • こうすると、DJI GOだろうがLitchiだろうがつなぎなおす手間はあるが双方で使えるようになる

普通はDJI GOしか使わないだろうから、あまり気にしないポイントかもしれないが。

logo

ドローンを飛ばすときには、どうしても地図を表示したりして使うことがあるのでSIMフリーのAndroidタブレットが一番廉価であるのでそれを用意したんだけどそれがネックになっていたという例。お金のある人はiPad miniでもキャリアと契約して買うのが快適かとは思いますが。

自分の使っているドローンはPhantom3と一世代前の機体になってしまったけど、まだまだ現役で使えるのでこれからも活躍してもらう予定。もっともそろそろPhantom4なりInspire 1が欲しいんだけど、これまた機体が変わると許可取らないといけないので、買ってもすぐ飛ばしまくったりできないんだよね。

ちなみに、国交省の無人飛行機の許可というのは、飛ばす人と機体の組み合わせで許可を得る形になる。そのため仕事でバックアップ機体が必要になるような場合には必ず早めに購入して申請しておかないと、仕事に間に合わないなどのトラブルを招きますのでご注意。あんまり仕事でドローン飛ばす人も人口的には少ないし、メインの仕事にしている人なら常識であると思いますが。

将来的にはもう少し信頼性が上がって後には、講習なりカンタンな免許(原付くらいのレベルかな)で飛ばせるようになるといいと思う。空を飛ばすっていう点ではリスク高いけど、原チャリや自転車も同じレベルかなとも思うので。すでに三つの自律センサーと6個のプロペラで飛ばして、プロペラ3つ飛んでもなんとか飛び続けられる機体も出てきているので、そのレベルがコンシューマレベル(15万円とか)まで下がってくれるともっと楽しくなりそうな予感がある。

職業はナニ?って聞かれたときにドローンパイロットって普通に言う時代もすぐそこかなーと思う今日この頃でした。

新しいVEZELかっこいいな

どーもブログに情熱を捧げなくなってしまったワタクシ。

ま、それはいいとして久々にVEZELの情報に接したのが新しいRS。ハイブリッドなのにRSってのは不思議な感じがするけど。個人的には1.5リットル直噴ターボ欲しかったわ、と思うがそこは設計段階でなかったパワーユニットなので見送ったんだろな。マイナーチェンジだし。

ここらへんはいろんな戦略があるんだろうからよしとして、自分が一番気に入ったのはホイール。

VEZEL RS
VEZEL RS

これ、最初にVEZELのコンセプトモデルが発表されたときに履いていたモノにそっくりなんですよね。自分もVEZELに乗っているときに、この形のホイールが欲しくて、オデッセイの純正ホイールを外したものとか買おうかなぁ、と思っていたくらい。

いわゆるタービンというデザインらしいのですが、ボルボとかでも似たようなのあったりしたので、割と世界的にトレンドになっているデザインなんだろうね。VOLKとかでもあったような気がするけど、あっちは左右でちゃんとタービン方向を変えているということもあって、メッチャ高かったような。

しかも、このホイールは18インチ。純正でこれだから、前のVEZELを手放したときにコレ出ていたら、またこれにしよう、とか思えたかも。オデッセイのはもう少しぼてっとしたデザインだったけど、コレは、S660のリバースデザインみたいでいいかな、と。本音はS660のが欲しいけどね。

今はシャトルに乗ってるけど(SUVというよりステーションワゴンだ)、もしこのホイールが交換とかで市場に出回り、シャトルにも入るインセットとかだったら買っちゃうかも。今のシャトルはいじくるの面倒なので自分でカーナビ付けたり純正オプションを最初につけてもらったりしただけなのだが、これ入手できるならいじろーかな、と思わせるほど惚れ込んでみたり。

前述したようにVEZELのあとは、シャトルハイブリッドを買ったんだけど、買ってみて知ったのはVEZELよりパワーがないことw事前に調べろよ、と思ったけど、同じパワーユニットなので一緒だ、と思い込んでた。直噴じゃないために少し馬力少ないんだな。それほど実際に乗っているときは感じないし、カリカリ言わないだけいいっちゃいいんだけど。VEZELよりボリューミーじゃないボディのせいか、しゅっとしすぎている気がする。

18インチをシャトルに履かせるのはどーよと思わないでもない(ノーマルはなんせ16インチだ)。でもかっこいいホイール欲しいんだよなー。

さよならVEZEL

リアのダンパー交換してから、うーん快適♪と思っていたワタクシのVEZEL。よそ見をしていてオカマ掘っちゃいました。50キロくらい出ていたので、シティブレーキアクティブシステムも効果を見せず…。あ、やべぇ、なんで青信号なのに急停車してるんだ!と思って思い切り踏みましたが、ABS効きながらもドーンと衝突。おそらく時速20キロくらいでぶつかったような…。

というわけでVEZELの柔らかさ、というか最近のクルマのクラッシュ時の衝撃吸収能力を身をもって体験。以前のクルマならバンパーくらいでしょうが、ボンネットフードやフロントフェンダーまで歪みました(凹)。

vezelcrash

というわけで、ホンダに修理に出したところ修理代は約70万。保険でカバーできるので、それはいいとして残債や下取りを考慮して、この修理代を充てるとローンがなくなるレベルになるってことで、もう新しいクルマにすることにしました。VEZEL、気に入ってなかったわけではないのですが、どうせ新しいの買うならVEZEL以外にしよー、ということにしました。

このクルマはもちろん修理されて中古車として流通するんでしょうが、今の時代だと修復歴ありになるよう。ボンネット脱着だけでもそうなる、ということでした。シャーシとかは全然無事なのに解せぬ…。

せっかくダンパー交換するなりスピーカー変えるなりしてかわいがっていたつもり(最近そうでもなかったかw)なので、若干残念。次のオーナーさんは慎重派でかわいがってくれる人でありますように。トータル1.7万キロの走行でした。N BOXに引き続き、2万キロも乗らずに変えるという…。

VEZELのリアショック交換

ひさびさのVEZELいじり。いつのまにやらマイナーチェンジしてたVEZEL。とうとうウチのは古いモデルになってしまったわけだ。もっともマイナーチェンジなので、大して変わってないので気にしていなかったのだが、リアのショック(ホンダはダンパーっていうのか)が変更になったらしい。振幅感応式ダンパーになり乗り心地が変わったという話。

ウワサでは乗り心地がよくなった、ということなので自分も早速交換してみる。んだけど、情報が意外にない。価格コムにあった情報は品番とか載ってないし…。まぁ、ホンダ部品に聞いてみればいいや、ということで6カ月点検のついでにパーツを取り寄せてもらうことにした。詳細に調べればショックアブソーバーだけではなく、バンプラバーも変わっているし、バネレートも変わっているそうなんだけど、スプリングとか変えても費用対効果は疑問だし、バンプラバーもバンプするような過大入力があったときに影響するわけで、そんなシチュエーションはまずないので無視w

セコいので、自分はシンプルにショックだけ交換することにした。だいたいローコストで済まないなら、純正で交換などしない方がいいってことで。お金あったら車高調とかにするけどもったいないわな。以下その手順など。

52611-T7J-H01が変更になったショックのオーダー品番。
オーダー番号と実際のショックに貼られている番号が違うやんけw
オーダー番号と実際のショックに貼られている番号が違うやんけw

オーダーした翌日には到着。価格コムを見ていると6月にオーダーして10月とかいう情報があるが、補修パーツがそんなに来ないんじゃ、クルマ壊れたときに困るだろうに。ディーラーの怠慢なのかな。パーツさえあれば国内メーカーは大抵翌日、または翌々日には届くのが普通と思っていたが。

さて、ショックは2本で21,384円だった。高くもないけど安くもない。カヤバのオイルショックの一台分と同等の価格ということで、ちと高いけどお試しするにはそれほど躊躇しない価格か。

なお、写真にも記載してあるが、オーダー番号で取り寄せたパーツ(箱の番号がそれである)と、実際の中身の番号が違う。中身の番号で見るとヤフオクで安いヤツ出てるじゃんか!とか思ったり。というわけで、オーダー品番は「52611-T7J-H01」であり、パーツに貼られている番号は「52610-T7J-H021」であるようだ。中身わかんないから、ちと心配になるよね。なお、後ろのM1とかの番号は枝番らしく気にしなくていいそうだ。

まずはVEZELをジャッキアップするんだけど、やりかたとしては以下の手順でやるのが正当な方法。

  1. パーキングブレーキをかけて停める。
  2. フロントタイヤに車止めをする。
  3. リアの牽引フックにジャッキをあてて上げる。
  4. サイドのジャッキアップポイントにウマを当てる。

ただ、この場合牽引フックに当てて上げる場合には、かなりでっかいジャッキが必要になる。普通のジャッキではかなり厳しいので自分はサイドのジャッキアップポイントにあてて左右交互に上げた。バネを外すわけじゃないので交互に上げても平気な気がする。

ジャッキアップができたら、トランクルームにある化粧フタを外す。手前側に内装外しなどを入れて、持ち上げると外れやすい。

右側の化粧ブタ
左側の化粧ブタ

外れたら、六角レンチをかけながら、ショック上部のナットをメガネレンチなどで緩める。右側はディープソケットにエクステンションバーなどを使えばラチェットで緩められるけど、左側はちとムリかな。地道に頑張ろう。

右側のショック上部のナット
左側のショック上部のナット
最初はこのように六角レンチでロックして外す。

ここでナットを全部緩めて外してかまわない。二人で作業する場合には、上部をちょっとナットかけておけばいいんだけど、下側外すときに上側残しておくと結局下を支えない状態で、上のナットを取り外すことになるので、それならショック下のボルトを外してそのまま、ショックを持って取り外す方がラクだからだ。

ショック下側にあるボルトを外す

次に下側のボルトを緩めて抜き取る。荷重がかかって抜きづらいような時は、このサスペンションメンバーにジャッキをあてて少し持ち上げるなりすると、するっと外れると思う。ボルトを抜いたらショックを持って手前側に力を入れると取れるはず。いきなり下にずるっと落ちることはない。

ショックが取れたら、あとは付随するパーツを新しいショックに移設するだけ。

古いショック一式。ブーツだのバンプラバーだのを移設する。

初めてのパーツなのでわからなくて、上部についているブーツ類を丁寧に一個ずつバラしていったんだけど、実はこの上の部分を持って逆さまにして、下に当て木などをしてゴンゴン落とせばユニットごと、するっと外れるw
自分はわからなくてバラしたんだけど、まぁ、ゴンゴンやっても外れないときには一個ずつバラさないといけないので、一応参考のために解説。

上部のパーツ類を外す

左側になるのが、バンプラバーとブーツカバーを支える金具類。

バンプラバーを外す

右側の金具の中にあるワッシャーというか、それがショックのシャフトにくっついていて外れない…ということがあるので、その場合にはシャフトに当て木をして下にして置き、金具のフチをプラスチックハンマー、あるいはゴムハンマー、ない場合には当て木をして状態でハンマーでコンコンとフチを叩くようにすると外れる。

外したら逆の順序で新しいショックアブソーバーに移設しておく。

各パーツを元通りに。ちゃんとツライチでね。
最後のフタもきちんとツライチにできる。

このようにしてショックに付随するパーツを移設したら、後は逆の手順で組み付けるだけ。初めての作業でも2時間もかからないだろう。一度やれば40分くらいで二度目はできるはず…。二度もやんないけどさ。

組み立てるときには、

  1. ショックを嵌める
  2. 上のナットを仮止め
  3. 下側のボルトを締める
  4. 少しリアサスメンバーをジャッキで持ち上げ、上側のボルトの頭が出るようにする
  5. ナットを締め込んでいく

という手順だとやりやすい。

なお、自分はタイヤを外して作業したのだが、タイヤ外さなくてもできるじゃん、と思ったので左側だけは外したが、右側はタイヤつけっぱで作業した。作業スペース的には外した方がやりやすいが、外さなくてもそれほど困難ではない。ジャッキアップなしでは荷重がかかりすぎるのでムリ。素直にジャッキアップしてやろう。

さて、肝心の乗り心地は…。

んー、マイルドになったような…。まだ高速域では走ってないので何とも言えないが、バタバタしていた挙動が少なくなった気はする。後ろに乗ったことないし、後ろに人を滅多に乗せないのでなんとも言えないのが正直なところだ。VEZEL特有というか左右への挙動自体は変わってないかな。もっともショックだけの交換でサスペンションジオメトリーとか構造が変わったわけではないので基本は変わらないので当たり前だ。

もう少し乗ったら追記してみる。

8/31追記

その後遠出をしてみたりして感じることは、少し上質になったかな、という気がする。細かな衝撃でバタバタするいやな振動を感じなくなったし、全般的に乗り心地もよくなった。かといって、過大な入力が入るところではちゃんと粘る。あくまでも個人の感想としてはコストパフォーマンスはいいなーと思う。初期ヴェゼルの人は交換した方がシアワセになれるかと。