EeePCにも使われているAtomですが、そのEeePCにデュアルコアAtomを積んだマシンが出るようで、そのベンチマークテストの結果がeeeuser.comに載っていました。以下引用。実際の数値より普通のAtomやCore 2 Duoとの比較からその速度を判断したほうがより実際の感覚に近いかと思います。
プロセッサ演算テスト
Intel Atom N270 1.6Ghz – ALU: 3862 MIPS iSSE3: 3280 MFLOPS
Intel Atom 330 1.6GHz Dual Core – ALU: 8032 MIPS iSSE3: 6724 MFLOPS
Intel Core 2 Duo U7700 1.3GHz – ALU: 12105 MIPS iSSE3: 8423 MFLOPS
マルチメディアテスト
このテストはCPUが使えるマルチメディア命令とデータ処理のテストを実施したものです。
Intel Atom N270 1.6GHz – 8291 kpixels/s
Intel Atom 330 1.6GHz Dual Core – 16920 kpixels/s
Intel Core 2 Duo U7700 1.3GHz – 24742 kpixels/s
メモリーの転送テスト
このテストはCPUのキャッシュとのやりとりの速度を測るテストを実施したものです。
Intel Atom N270 1.6GHz – 3.54 GB/s
Intel Atom 330 1.6GHz Dual Core – 7.18 GB/s
Intel Core 2 Duo U7700 1.3GHz – 9.53 GB/s
単純に見て従来型Atomの倍の速度が出ている、ということでベンチマーク結果は読み取れますね。しかしながら、あくまでもベンチマークなので実際のアプリケーションを使う上ではベンチマークデータはあくまでも参考程度になりますから、期待しすぎない方がよさそう。実際の各数値を見てもCore 2 DuoのU7700には及ばないタイムです。U7700は最近ではほぼ各メーカのノートPCに採用されているCPUですので、それに比較して考えてみてもメインストリームのノートPCには全然かなわない。
ただ、WebサーバやDBサーバとして使うときにCPUがデュアルになれば並列処理が多いので、負荷に強くなるでしょうし、Windowsマシンとして使うにせよ、地デジを普通に見れるなど、このパワーアップにはメリットが多いので期待したいと思います。速く実際のボードが出てこないか、と首を長くして待っているのですが、D945GCLF2は9/21が解禁日らしいのでそれまでワクテカして待っているしかなさそうです。本当はDVIだと嬉しいんですけどね。