YouTubeからダウンロードしたファイルを見ていて、そういえば撮影したそのままのEOS 5D MarkIIのQuickTimeファイルはどんなフォーマットに見えるのかな?ということでいまさらですが覗いてみました。真空波動研はこんな感じに解析してくれます。
[MVI_1675.MOV]
1920×1080 24Bit AVC/H.264 Baseline@5 30.00fps 1650f 38369.72kb/s
signed/two’s complement(Little) 44.10kHz 16Bit 2ch 352.80kb/s
Apple QuickTime
[MPEG4] 00:00:55.000 (55.000sec) / 273,508,881Bytes真空波動研 081122 / DLL 081122
これを見るとベースラインプロファイルで、レベルは5っていうことですから、H.264の仕様上(Wikipedia調べ)は以下のようになります。
最大ビットレート 135 Mbit/s
画面解像度 1920×1080@最大72.3フレーム/s
実際のビットレートは、38Mbit/sくらいですからレベル設定上は余裕がありますが、レベル5って相当重いファイルです。この上には5.1ってレベル(4k対応)しかないわけで、1080pのクオリティを保つためのレベル5なんだな、ということですね。ただ拡張の余地はありますから、そのうち1080pで60フレーム/sとか後継機種で出たらおもしろいかも。ファイルでかすぎるかな。映像素子上は余裕がありますから、2560×1920@30.7という同じレベルにあるもっと上の解像度でもおもしろいかもしれません。再生環境がすばらしくニッチになりますけど(笑)。
しかし、ビットレートが38Mってリッチだなぁ、というかこれだけ必要なんだろうなとは思います。Premiereなどで出力するときには、この元のプロファイルにあわせて作ればクオリティは最大限に保たれるでしょうね。
Premiereのプリセットだとこんなイメージでしょうか。音声にPCMが選べないのでAACで圧縮するプリセットです。ただ、これだとPC上だと重すぎて再生できないでしょうね。個人的にはHDV1080pなどでハンドリングしやすく再生しやすいフォーマットにしたいところです。
ところで、このプレビュー映像で気づく方もいらっしゃるかもしれませんが、飛行機の左側にホコリがバッチリ映っています。このいまいましきホコリのおかげで5カットくらいパーになりました。映像素子上にあったホコリだと思いますが、かなり目立ちます。そんなに絞り込まれているとは思っていなかった(光量も落ちてきていたし)のですが、これでは使い物にならないです。この後のカットでは、自然にホコリも落ちていましたけど、シャッター開いたままになりますのでホコリがつきやすいってことに留意しておかないといけないですね。撮影した後には必ずチェックした方がよさそうです。