2009/04/05 宮古島二日目

2009/04/05

昨夜遅かったが、意外にスッキリ目が覚める。仕事行くときには起きられないくせに…。シャワーを浴びて缶コーヒーを飲んで出発。まずは平良港へ向かいフェリーに乗ることにした。フェリー乗り場で往復の運賃を尋ねると、3,600円。400円しか安くなってない。もっと安いフェリーで行こうかと逡巡するが、600円ケチって後で便数が少ないフェリー乗り損ねるのも困るので高速船に乗ることにした。

フェリーといってもクルマが10台載ればいっぱいになってしまうようなこじんまりとしたもの。それほどトラフィックがあるわけじゃないし、頻繁に往復するから、これでも大丈夫なんだろうな。乗れなかったら腹が立つのは言うまでもない。港を出るころにフェリーのデッキに上がるが、風が冷たい。それに天気も曇っていてあまりいいコンディションではないが仕方ない。こういうとき旅に出ていることを実感してしまう。

港を出た、と思ったら対岸の伊良部島はすぐそこに見える。移動時間は10分くらいだし、横浜港を縦に移動する方がよっぽど距離を航走するだろう。ほんとに隣の町へ出かける感覚だ。

到着してさっそく道を間違えて、左へ行ってしまう。下地島空港へは右へ行かなければならないのに。まぁ、狭い島なので気にしないことにしてそのまま牧山展望台へ移動。駐車場から本来は歩くようだが、気づかず展望台の真下までクルマで行ってしまった。まぁ、誰も来ないだろうしいいか…。展望台は貸し切り状態だった。そばに蝶がたくさん舞っている。宮古島も伊良部島もそうだが、非常にたくさんの蝶が生息しているようだ。アオスジアゲハはわかるけど、あとはわからないがとにかく大きな蝶がたくさん。小学生の時なら狂喜乱舞してしまいそうなほど。

展望台からは現在建設中の伊良部島と宮古島を結ぶ伊良部大橋の建設現場が見えた。上から見ていると、あと少しでできそうな気がするけど、実際には2012年までかかるらしい。伊良部島側は海中道路(橋ではなくて埋め立て)の部分ができているようだ。宮古島側も500m程度はできあがっているように見える。いつかこの橋が開通したらフェリーもなくなるんだろうな。フェリーの会社はつぶれちゃうのかもしれない。伊良部島にとってはお客さんがたくさん来てくれると見込んでいるのだろうが、かえって宿泊する人は少なくなるような気がしないでもない。

展望台を後にして本当は市街地へ向かおうとしたのだが、先に下地島空港へついてしまった。これが後で困ったことになるのだが、このときは面倒なので市街地へは戻らなかった。RWY17エンドに行く前に、下地島空港ターミナルへ。すでに旅客はいないのでひっそりとしているが、大きな駐車場は残っているし、ちゃんと消防署もある。化学消防車はピカピカで新しい。あんまり出動することはないんだろう。2002年にANA機が着陸失敗したときには出動したんだろうか。

まだ訓練は始まっていないようなので、機材に給油などをしている。缶コーラを自販機で買い、飲みながら眺めていたが、まだまだ始まらないようだ。そのため、RWY17エンドに移動することにした。

途中佐和田の浜の岩を見て、面白い景色だなぁ、と思う。干潮時は歩いたら面白そうでゆっくり逗留したときには遊んでみたい場所だ。

RWY17エンドには観光バスが止まっていた。観光客が飛行機の訓練を目当てに来るところなんだと思うと、下地島の着陸訓練は立派な観光資源になっていることがわかる。そりゃまぁ、全国から下地島詣でする飛行機ファンもたくさんいるしね。

そのうちANA便が離陸していって、訓練を開始する。天気はいまだ曇り。写真を一応撮るのだが、色が全然キレイじゃない。ふてくされてクルマの中でうだうだするが、お腹が空いてきた。しかし、食べ物はなにもないのだ。飲み物もコーラと持ってきたさんぴん茶を飲んでしまえば何もない。

777がいつの間にか着陸した。タッチアンドゴーはせず、そのままハンガーへ移動してしまった。ANA便は少し訓練をしたあと、すぐに着陸してしまう。少しずつ雲が薄くなったようなのだが、いまだ天候は回復せず。ここにいても仕方ないので、もう一度ターミナルへ。

ターミナルで転がっている777などを撮影しているうちに天気が急速に回復しているのに気づいた。離陸していく737などを撮影したあともう一度RWY17エンドへ移動。先ほどよりギャラリーが増えているような。飛行機を撮影している人と話をすると、ゆうべ2ちゃんの飛行機写真スレッドに書き込んでいた人だった。初めましてーなどと挨拶をして、昨日の状況などを聞く。普段は羽田・成田をフィールドにしているらしく、んじゃまたそっちでも会ってるかも、なんてことを話し合う。彼はニコン使いで600mmF4の超望遠レンズを持ってきていた。いいなぁ、と言うと、ローンが3年残ってますけどね、と笑った。自分もローンじゃないと買えないし、それよりもコレを買う気持ちになるのか微妙だ。なんせ100万越えるんだから。

ここで写真を撮りまくる。幸い晴れが続いて13時過ぎくらいまで腰を据えて撮影ができた。さすがに日焼けと睡眠不足、そして空腹でだるくなってきた。気温が上がったせいかシーイングも悪くなってきた。滑走路にいる飛行機を撮影すると陽炎がすごい。

先に帰りますね、と挨拶をして下地島空港から離れる。今度はクーラーとかお弁当持ってこよ、と思いながら通り池へ移動。通り池の駐車場に移動パーラーがあったので、そこでアイスクリームを買って食べる。暑かったので非常にうまい。駐車場から通り池まではそれほど距離がないことをおばさんに教えてもらったので安心して歩き始める。木立に囲まれた道が涼しい。日陰に入れば涼しいんだよな。

開けた場所に出ると、そこがもう通り池。透き通った水に心を奪われた。通り池の向こう側を飛行機が飛び立っていく。対比がなんとなくおかしい。通り池を通り過ぎ、一番先にある鍋底という場所に移動しようとするが、遊歩道が壊れていて進めない。遊歩道なんて関係あるかい、と思って降りて歩こうと思ったのだが、石灰岩の道はとがっていて非常に危ない。転んだら血だらけになりそう。あっさりあきらめて、いつかリベンジすることを心に誓いその場を去った。いや、それほど悔しくもなかったんだが。

通り池を後にして、渡口の浜へ移動。ここも非常にキレイな砂浜。それほど大きくはないのだが、隣にある水路を含め、南の島なんだな、ということを実感できる美しさ。スノーケリングしている人たちもいた。泳ぎたいなぁ、と思うが水は冷たいし、なんせ水着を着用していない。

市街地へ戻り、やっとファミリーマートを発見した。たぶん、日本で一番西にあるファミリーマートのはず(笑)。ここから先にファミリーマートは存在しないのだ。

ここでおにぎりとお茶を購入してそのまま駐車場でムシャムシャ食べる。イタリアンハンバーグおにぎり、などという一見変なイメージのおにぎりだが、これがメチャクチャうまかった。東京でも売ってくれればいいのに…。

フェリー乗り場へ戻ると次のフェリーが5分後。ギリギリフェリーに乗れ、そのまま伊良部島を後にする。すでに空は曇り始め、飛行機撮影できるコンディションではなくなった。

宿に戻り写真を整理しているといきなりの強い雨。11時から14時まではよい天気だったが、それ以外は曇り、そして雨となってしまった。雨音を聞きながら、昼寝をする。

夕方に本当はISSを撮影したかったのだが、曇りでは仕方ない。宮古島にあるしまむらのようなマルエーという店に行ったり、マックスバリュで晩ご飯買ったりして過ごす。なんか疲れたのでうだうだして就寝。

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