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フィッシング@NZ 第一章

ニュージーランドへは当然だが飛行機で行く。荷物がそれほど多くなければ電車で成田へ行きたかったのだが、11日間の旅行で途中で洗濯ができそうもないために着替えだけで10日分は必要…。釣りをしているときは水着でいいので細かなことを言わなければ少し減らせるが。

そんなわけでVEZELを成田の駐車場に突っ込んでニュージーランド航空のNZ90便でオークランドへ向かう。出国審査は三連休ということもあって激コミ。その分出発もやや遅れ、搭乗した後もボーディングブリッジを離れてテイクオフするまで小一時間もかかるありさま。

機内ではもちろんエコノミークラスだが、中央の席の通路側を確保できた。反対側の通路側は一緒に行く連れであり、真ん中の席が空いているのでゆったりできた。食事もそれほど悪くない。米系の航空会社に比べると雲泥の差。というか米系以外でそれほどひどい機内食を食べたことがないかも(カナダエアはまずかったが米系みたいなもんだ)。

機内でアナと雪の女王(シンプルなストーリーで頭使わなくていいのでそれなりにおもしろかった)を見たくらいでうとうとしたままオークランドへ到着。あまり眠れなかったが、それほど疲れてもいない。現地で迎えに来てくれた知人と合流し、モバイルルータ用のSIMを買った(これは別記事で詳細に書く)。

そのままベイオブアイランズへ移動するのだが…。クルマで移動すると4時間くらいかかるらしいので、なんとヘリで移動する。ヘリポートはオークランド空港に至近の原っぱみたいな場所(笑)。本日の釣りに必要な荷物だけヘリに積み込み出発する(着いたその日から釣りなのだ…)。


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ヘリはオークランドを北上し、風光明媚というか田舎というかそんな場所を越えてベイオブアイランズへ到着。海の直ぐ側にあるヘリポートは、え?こんな質素なの?というくらい普通の場所だった。日本のヘリポートが特殊すぎるのかもしれない。広い国土で人口密度も少ないニュージーランド特有の事情かもしれないが、離発着にそれほど面倒なことはないようだ。ただ、今回イヤと言うほどヘリコプターに乗って思ったのだが、あまり快適な乗り物ではない。速度とのトレードオフで便利な乗り物だが、トイレにも行けないし飛んだら降りるまで振動と騒音とトモダチになる。30分以上乗ると結構辛い乗り物かな、と思う。

到着してガイドと合流して一旦ランチしてから船で出発。今日は短めのフィッシングとなる(とは言っても5時間くらいしたような)。現地でスナッパーと呼ばれるマダイを本日は狙うのだが、日本とは比べ物にならないほど簡単に釣れる。サイズも1キロ未満から最大で10キロクラスまで。自分は4キロ程度のを釣ったが、真剣に朝から晩までやったら確実に30枚や40枚は釣れる。持って帰って良いサイズは27cm以上でバッグリミット(日本とは異なり持ち帰って良い数が決まっている)は10枚となっているので、そんなに釣っても仕方ないのだが(2014/4/1から30cm以上7枚になった)。

このスナッパー、ニュージーランドでも人気の魚らしくみんなが食べるらしい。ちなみにニュージランドでもアメリカでも一緒かと思うが魚をさばくときに、平気でお腹の部分を切って捨てる。また、頭とかカマの部分もあっさりと捨てる。こういうのを見ると日本人が魚の食べ方にすごくこだわりを持っていることがわかる。

そんな感じで初日は肩慣らしという感じでフィッシングは終了。かわいらしいレストランで食事して早めに就寝。

フィッシング@NZ プロローグ

春の陽気に誘われてニュージーランドまで行ってきた。いや、マイボスからのお誘いを受けて同行したわけだ。ニュージーランドへは三年前にも行った。このときの模様はこのブログにはない。なぜかっちゅーとカメラを持っていくのを忘れてたから。正確に言うと持っていたんだけど充電器がなかったw

前回は行ったのはフィッシング。そして今回も。ニュージーランドはソルトフィッシングをするものにとって聖地でもある。世界記録をたくさん輩出する海がそこにはある。スポーツフィッシングするわけじゃないので、あまり記録にはこだわってないけど、釣りをするものならとにかくでっかい魚を手に入れたいわけだ。できればカンタンに。前回はハンフリーバンクスという場所だったが、今回はまた違うエリア。そう、日本人などわずかにしか訪れたことのないであろうスリーキングスアイランドだ。

ニュージーランド北島の一番上のポイント。ノースエンド近く。
空も海も青すぎる。

日本のイメージで言えば稚内から礼文島みたいなものだろうか(もっともニュージーランドは北の方が暖かいので沖縄の方がイメージ的には合う)。ただし、ニュージーランド最北の地には街などないので、途中の港から延々とスリーキングスアイランドまで航海することになる。通常は三泊四日の行程で、ベイオブアイランズという観光地から出るのだが、今回は時間を節約するために、ハウホラという街からの出発となった。ここから出発してもスリーキングスアイランドに到着するには夜までかかる。もっとも途中トローリングなんぞしなければもっと早いのかもしれないけど、その分燃料消費も大変になるので、あまりスピードは出せないだろう。


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今回乗った船の名前はモントレー。多少設備が老朽化していたのでちと快適さには欠ける。前回の船はカスケードという船だったんだが、カスケードの方が快適だった。もちろん海の上で暮らすのだから、普通に顔を洗えて、多少のシャワーが浴びられるだけで十分。贅沢は言えない。そんなエクストリームな領域のフィッシングをできるだけ自分は幸せなのだ。

つづく