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アメリカ紀行2014秋その3-セドナ2

カセドラルロックは、セドナの4大ボルテックスのウチのひとつ。女性性が顕著、ということなので登った後はオネエになってしまうかもしれない、とか一切思わず登ることにした。ちょうど出発前にNHKの地球イチバンでセドナをやっており、そこでモデルの川原亜矢子さんがここに登っていた。それを見る限りではヨユーでしょ、へへ、とか思っていたのだが。

トレイルヘッド(開始地点)の駐車場は狭く、少し待つことになった。夏だともっと混雑しているかもしれないから注意しないといけない。別の場所からアクセス可能だが、そこへの場所はえらくクルマで回り込む上に、全体の距離も1キロ程度アップする。

トレイルヘッドから往復7.4キロをあるらしいこのカセドラルロックは、日頃運動不足でもなんとかなる。だからといって、鼻歌交じりに登れるかというとそうでもない。カセドラルロックから降りてくる自分より年配のアメリカ人に、きつかった?と聞いてみると「おめーの方が若ぇんだから大丈夫だよ、がっはっは!」と一笑に付される。いや、ガタイとか人体の構造だいぶ違うだろと思うけど。

ここは、片道一時間程度で登れるとは言え、結構な急峻な壁をよじ登るシーンが多い。できれば手袋をしてしっかりと靴紐を締めてから登るべき。登ってみるとそこにはすてきな景色が見えてくる。登ったことを後悔する気持ちもないし、うれしさで一杯になる景色だ。トレイルエンド、と書かれている場所から南側(登ってから左側になる)に回るとまだ道は続いている。そこをさらに登って行くと、尖塔のような岩が現れ、またすばらしい東側の景色を望める。風の通り道になっているので汗をかいたあと、とても気持ちよい。ずっといると風邪引きそうだけど。

ここではみんなが思い思いのスタイルでリラックスしている。ビキニのおねーさんもいるし、疲れ切った中年男性もいる(おれか)。日本人の女性二人組と少し話をしたけど、彼女たちも今日セドナ入りしていきなりカセドラルロックに登ったよう。途中でランチしていたらしく、自分もお昼持ってくれば良かったと少し思った。

降りるときは十分注意しなきゃいけない。勢いついて落ちたらシャレにならんし。年に何人かは転落しているようなので(しかも死ぬだろうなこれ)、遊びに行って死ぬのはばからしいので、本当に注意すべきだ。なお、トイレなどは一切ないので催したらなんとかしてガマンするか、どこかに隠れるしかないかもしれない。行く前にトイレすべきかな。

さて、最後はレッドロッククロッシングへ。オーククリークというセドナを流れる小川沿いにある場所なのだが、クロッシングといっても交差点ではない。大昔の交差点であり、馬車がオーククリークをまたぐときに通った場所だ。この川をほぼ平地でわたれる場所がここしかない、ということでかつては重要な交通の要所だったようだ。

自分はここへVerde Valley School Rd.からアクセスしたのだが、これが失敗。この失敗をリカバーする方法はあるんだけど、取りあえず行ってみてちと後悔した。ここは川の南側へアクセスするポイントなのだが、ここだと川面に映るカセドラルロックを見ることができない。この川を渡ってしまえばいいんだけど、靴も普通のものだし、足をまくってまで入る元気がすでにない。今思うと渡っておけばよかったな、と思うんだけど。

取りあえずここまでアクセスしてから宿へ戻り、少しアップタウンにあるお土産屋さんなどを冷やかして、夕飯をウェンディーズで食べて本日は終了。久しぶりのウェンディーズはおいしかった。

今日はとにかく疲れた。でもテンション高めなのはボルテックスのせいw?