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Skulltrail intel D5400XS

 昨今新しいチップセットの投入ペースが速く、トップパフォーマンスを維持するマザーボードはそんなに多くない。自分が使っているX38ベースのマザーボードもあっという間にX48に置き換えられて、そして今の時代はP45チップセットがメインストリームになった。それでもリリースされてから半年経過した今でも、何者にも置き換えられていない至高のマザーボードが、”Skulltrail”ことintelのD5400XSである。マザーボードの通常のプライスゾーンは3~5万円の間。そして、このD5400XSはそのゾーンを遙かに越えて、7万円台はくだらないマザーボードである。

 なぜ未だに至高の存在でいられるのか?それはintelがこのマザーボードでしか使えないCPUを出したからだ。基本的に対応しているCPUはQX9775(3.20 GHz 12MBキャッシュ FSB 1600MHz)。ソケットがLGA771というXeon系で採用されたものであるため、このCPUもしくはXeonしか挿さらない。775にしてくれればCore2系が挿せるのにintelはこのマザーボードはあくまでもフラッグシップであり、それ以下のCPUで8プロセッサなんぞ実現させてやらない、というメンツさえ窺い知れる。とは言いつつXeonの下位モデルは装着可能。しかし、Skulltrailを選ぶのに3GHz以下のCPUを選ぶことを恥ずかしいと思うべきである。 続きを読む Skulltrail intel D5400XS

そろそろ来そうなintel DG45FC

 一昨日にJ&Wから出るMINIX-780G-SP128MBを紹介しましたが、intelからDG45FCというMini-ITXマザーボードがいよいよ出そうです。すでに6月のCOMPUTEX台北に出品されていて、Blu-rayの再生デモなんぞをやらかしていたボードです。

 簡単な特徴として、CPUはD945GCLFのようにCPUオンボードなものではなく、普通のSocket775が用意されています。チップセットはG45でいわゆる最新のチップセットでかつGPU内蔵型でX4500HDと呼ばれるグラフィックアクセラレーターを持っています。そしてサウスブリッジはICH10を採用しています。あまりICH9と変わらないみたいで、ハードウェアの暗号化機能を持っていること、ポートマルチプライヤの強化、などです。 続きを読む そろそろ来そうなintel DG45FC

MSI WindPC

 TWO TOP独占なのかな?MSI Wind PCが発売されたようです。店頭だと在庫があったようですが、ネットだと1週間から2週間待ちのよう。

MSI Wind PC

 以前レビューしたD945GCLFと同じくintelのatomプロセッサを搭載したPCですが、DVDコンボドライブやメモリ、HDDも搭載した立派なPCとして販売されています。価格は34,800円とD945GCLFにパーツをプラスしていったのとそれほど変わらない価格かな。ただ、ケースはコストを落とすためと安定性を重視しているためか、MiniATXよりも大きなタイプのブックケースになっていますね。3.5インチHDDドライブを搭載するために採用したのかもしれません。もっともそれでも大きさは240X300X65とかなりスリム。そしてボード自体はファンレスになっています。ケース自体にはファンがついています。電源はFlexATXとかではなく、ACアダプタ。ここらへんケチってないですね。

 D945GCLFとスペックが明らかに違うのは、ネットワークが1G対応のものになっていること。NAS化して大容量の映像ファイルやオーディオファイルをコピーするときなどに威力を発揮しそうです。自宅サーバとしても1Gになっているのはいいかもしれません。PCIスロットはMini-PCIスロットをひとつ、そしてユニークなのはCFスロットがあること。CFにOS入れてブートして使うなんて使い方もいいかも。メモリは最大1Gで、あらかじめSO-DIMMが1G入ってます。

 最初に入っているOSはSUSE LinuxなのでWindowsで使う人は別途購入要ですけど、メモリの問題もあってWindowsXPしか選択肢がないような気がする。

 ちなみにMSIからはWind Boardというマザーボードのみの製品も発表されています。来週には発売されるようですが、こちらはDIMMスロットが2つ。しかしLANが100M・・・。

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D945GCLFとそのケース

 atomつながりということで、このintelのatomつきマザーボード、D945GCLFを紹介しまする。

 このボード、CPUはすでに載っておりまして、8970円~1万円程度で売られていますね。最初出たときには7980円、なんて値段もあったのですが、最近では売れるためかアキバカルテルか(をい)、9000円前後のプライスタグがついてます。でもCPU付きであとはメモリ足せば動いちゃうマザーボードなわけで、それでも格安です。何を隠そう、このブログを運営しているサーバもこのマザーボードから作ったマシンで、今までのML115に比べるととてもコンパクトで静かないいコです。ただ、ネットワークチップがRealTek、通常蟹チップと呼ばれるものですが、WindowsXPでもVistaでもドライバを別途入れないといけないというレアチップ(笑)。おかげでLinux入れるときも苦労しますた。

 しかも、ケースを選ぶという悪い部分もありまして、チップセットのヒートシンク、俗に言う煙突と呼ばれているものですが、これがまた背が高い。私は無理矢理背の低いヒートシンクに交換してしまいましたが、ちょっと熱が怖いですな…。なんせ現物あわせとかしないでフィーリングでケース買っちゃったもんだから。ちなみに、うちのケースはこの写真のケースですが、中はとっても狭かった。見た目は気にいって買ったんですが、その狭さはかなりのもの。元々VIAのために作ったようなケースだから電源配置も高さもD945GCLFとはあいませんから仕方ない。

ツクモで売っていますが値段は10,800円と安いですけどね。しかし今から買うなら、 ツクモからはDiracのケースと組み合わせたベアボーンが出ていますので、マザーボードが手に入りにくい現在、これを買っちゃうほうが早いかもしれない。ケースの好みにもよりますけど。ただ、このケースの電源は不良品率が高いよう。最初にきちんとチェックして不良の場合にはすぐさま交換してもらうという体制でいましょ(笑)。

あとは今フェイスが出そうとしているケース。フェイスパネルが、ミラー仕上げになっているところがやや好き嫌い分かれるかもしれないけど、よさげじゃない?と個人的には思います。値段も安い。小さい方の電源が60Wなのがちょっとギリギリかな、と思わせるのと、8月中旬まで待たないといけないところが、すぐ購入したい方にはもどかしいかも。Faithのサイトでも告知していますが、この納期はちょっとがっくり。しかし、今後Mini-ITXブームが来そうなほど、このD945GCLFはエポックメイキングな登場だったな、と思うのです。