またまた新しいMini-ITXのマザーボードが発売になったとな!
ZOTACから、チップセットにGeForce 7050+nForce 610iを搭載したマザーボードが出ました。LGA775対応になっていて1万円を切る価格設定はかなり戦略的な値付けと言えましょう。昨今のMini-ITXブーム(勝手にブームにしてみた)に伏兵とも言えるZOTACがマザーボードを出してくるとは、いよいよ本格化したってことでしょう。と勝手にまた決めてみる。
だいたいMini-ITXマザーボードで1万円切ったのはatom誕生してからですので、まだ2カ月しか経過していない段階で、このような製品が出てくるのは、嬉しさの極みでありまする。このマザーボードはGeForce 7050によるオンボードグラフィックがありますし(アナログのみなのが残念。基板上にデジタルもありそうなんだけど。次のモデルではDVIもつくようです)、一応CPUとメモリを足せば完結できてしまううれしい多機能さ。
CPUもちゃんとFSB 1333MHzのものまで対応していて、Core 2 Extreme/Quad/Duoなどなど全部に対応しています。拡張スロットがPCI Express x1ってところがちょっと悲しいのですが、そりゃまPCIが1スロットでも十分と言えば十分。Micro-ATXじゃないんだから贅沢言っちゃいけませんね。グラフィック以外のオンボードデバイスはPATA・SATA×2・6chサウンド・USB・100M LANなどを搭載しています。100MのLANがちょっとなあ。どうしてGigabitにしないんだよぅ。NAS化するときにPCI Expressスロットを使う羽目になりそうですね。メモリは2GB×2を搭載すれば4GBまで搭載可能になっています。
atomよりは高価ですが、LGA775系の最安CPUであるCeleron Dual-Core E1200程度を積んでしまえば5千円以下ですので、atomのパフォーマンスを遥かに上回るものを1.2万円程度で手に入れられることになるわけです。省電力的にはatomの方が上ですが、コンパクトでパワフルなマシンを欲しい向きにはこのマザーボードで発展させていけばいいと思われます。Mini-ITXの戦いもSocketAM2+やLGA775搭載製品が充実してきたことで、かなりおもしろくなってきました。今後の各社の製品も楽しみです。
以下各店の価格情報です。
9,480 TSUKUMO eX.
9,890 テクノハウス東映
9,980 T-ZONE
9,980 パソコンショップ アーク