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AOpen JMB360i-S

カメラに資金を吸い取られ、PCにお金をかけられない今日この頃。それなのに用もないのに秋葉原。PhenomIIは欲しくっても買えないさ。というわけで、もう暗くなった秋葉原を散策しつつ、東映無線を覗いてみると、そこにこのAOpenのJMB360i-Sがありました。

PCI Express x1のインターフェイスを持つ、SATAのボードです。SATAといっても内蔵ではなく外付けのHDD向けにコネクタをそのまま延長するイメージで使うもの。これをナニに使うか、といえばホットプラグじゃないと使いづらい、以前購入した、龍神というCF-SATA変換カードのためにです。これをML115G5でホットプラグで使いたい、ということで購入してみました。価格はPCI Express系のI/Fカードにしては安い1,980円です。龍神はCF挿さない状態で起動するとタイムアウトするまでBIOSが待ってしまうので、使い勝手がよくないんですよね。なのでホットプラグ化してしまえば通常は外しておけるなぁ、なんて期待しているのです。

AOpen JMB360i-S
AOpen JMB360i-S

AOpen JMB360i-Sにはケーブルがちゃんと付属していてこのCF-SATA変換カードにそのまま装着することができます。ケーブルの端末形状は、普通のHDDと同じです。龍神もそう。ホントは購入するとき、龍神のコネクタってどうなってたっけかな?なんて覚えていなかったので別のケーブル買ったのですが、ムダになりました。衝動買いじゃなくてちゃんと調べてから買えよ、と思いますね。840円損した。マックでLLセット食えた。

さっそくML115G5をひさびさに開けて、装着。PCI Express x1がいよいよ使える時代がやって参りました。もう後はPCI Express x8しか残っていません。その場所すらも内蔵のSATAを外に引き出すブラケットで埋まっていますので、これ以上の拡張は無理です。

さて、実際に起動して見ると、勝手にMicrosoftのSTANDARD AHCI 1.0 Serial ATA Controllerとして認識できました。んでさっそくCFをセットした龍神をつなげてみると、ちゃんと認識してリムーバブルディスクとして表示されたのでした。めでたしめでたし。

ん?なんか違う気がする?そうですね、ホットプラグがホントにちゃんと機能するかを確かめなければなりませぬ。というわけで、このリムーバブルディスクを右クリックして、「取り出す」としてみました。しかし、「リムーバブルディスク(E)を外せません」とエラー発生。つまりホットにプラグインはできても、プラグアウトできないっつーわけです。これじゃあ困るよなぁ、と思って製品に付属しているCDから、ちゃんとしたドライバーをインストールしてみた。しかし、Vistaに対応したドライバーが入ってないのでエラーが起き、仕方なくAOpenのサイトに行って最新ドライバー落とすか、と思ってみたら…。

AOpenの日本のサイトが死んでいる

なんじゃこりゃ。生存監視してないのかよ、オマエんちの技術力疑われるぞ、と思い台湾のサイトに行って見るも、そこでは「うちでそんなの出してませんよ」と言わんばかりに検索に引っかからない。日本ローカルのデバイスなのかな。なんかおかしい。日本のAOpenのサイトが死んでいるのがみんな悪い!といってても始まらないので、JMB360でググってみると…。あ、なんだこれJMicronのSATAチップなんじゃない(今頃気づくな)。というわけでJMicronのサイトから最新のドライバ(今年の1月バージョン)を落としてインストールしてみたところ、きちんと入りました。よかったよかった。めでたしめで(ry。

いやいや、ちゃんと動くかテストしないと、と思って再起動するも、なぜか龍神がつながっていると再起動が異様に遅い。タイムアウトするまで延々と待っているようです。しかも起動後は龍神を認識していない。ホットプラグの前に、こりゃ使えないじゃねーかよっ!と一人悪態をついてみても始まらない。HDDをつないでみると、きちんと認識します。しかしながら、これも外せない。「ハードウェアの安全な取り外し」に出てこないんですから。んじゃもうフィックスのHDDインターフェイスとして使うか?と思ったのですがまったく目的を果たせないし、外せないなら内蔵しちゃえばいい話なので、ホントにシャクにさわる。ああ、またムダなモノを買ってしまった(実はレビューしていないだけで、かなりムダなものをしょっちゅう買っています。そのうちムダなものベストテンでもやりますよ)。

ということで、さっき認識したMicrosoftのドライバーに戻しました。ここから先は真似してトラブられると困るんですが、ワタクシはチャレンジャーなので、無理矢理ホットプラグアウトでテストしてみました。ブチっと龍神を外すとなんかOSが怒っているっぽいのですが、10秒くらいすると「コンピュータ」から消えます。なのでもうこれでいいや、と。

CFだけ龍神から引っこ抜いてもまったく変わりませんが、龍神ごと引っこ抜くとあきらめてくれます。普通のSATAを電源入ったまま引っこ抜くとOSごとお亡くなりになるのですが(よい子は試しちゃダメです。OSが飛びます。一度やりましたから)、これは大丈夫のよう。ただし、いきなり抜かれたデータがちゃんとそのままでいられるかどうか?と考えると疑問が残りますので、これもあまりオススメできないやり方です。一応儀式としてリムーバブルディスクを取り出す、ということをOSからやってやり、ファイルシステムをフィックスさせるようにすれば多少安全度は高まるとは思いますけど。VistaにもSyncコマンドがあればいいのにね。

ML115G5でホットプラグ実現のために購入したインターフェイスでしたけれど、あまり当初の目的を果たすことができませんでした。WindowsXPやVista32bitならもっとうまくいくのかなぁ。

蛍光灯リングライトを買ってみた

ブツ撮りするときにラクそうな蛍光灯リングライトを買ってみました。

楽天で、12,800円で販売している40Wタイプのものです。プロ機材ドットコムという魚住誠一カメラマンがタイアップしてるんじゃねーか、と思われるショップです(笑)。いや、タイアップしてるってのはこっちの勝手な思い込みなんですが、いつも魚住誠一カメラマンがリコメンドしてるショップなので。

ま、そんな話はどうでもいいんですが、中国製で作りは粗いかなー、と思われますがアイデアの勝利というか中国製のこういった照明機材にはユニークなものが多くて楽しいです。モノブロックストロボなんかも中国製は非常に安価で、国産のものの半額以下で買えちゃうので、ついチェックしてしまいますね。まぁ、中国製ってことで品質が心配なのはありますけど、昔の日本製(コメットやサンスター)も同じように思われていたので、そのうち中国製でもクオリティタカスなものがたくさん出てくるでしょう。今回の趣旨にはどうでもいいネタをまた書き連ねてしまった。

というわけで実際に使ってみました。自分はブツ撮りするときに、「コクヨのキレイに撮り隊 デジカメスタジオ(こういったミニスタジオの中では安い)」というものを使っているのですが、これに使う照明を今までストロボでやっていたんですが、セッティングが面倒なので蛍光灯に走ってみました。蛍光灯といっても通常の蛍光灯とは違って、5400Kの色温度を持つ撮影用の蛍光灯が欲しかった。最近の高演色性の蛍光灯を使って自作してもよかったんですが、今回はラクをして買ってしまいました。後で述べますがユニークな使い方もできますし。

というわけでまずはPower Puff GirlsのNASCARを撮影。今回は全部α200を使ってみました。キレイに撮り隊デジカメスタジオのディフューズ面の上から照明してみました。

ディフューザーの上から照らした

当たり前っちゃー当たり前なのですが、ディフューザー通してますから光が回っています。ま、このままでも全然使えるのですね。そうじゃなきゃデジカメスタジオがいりまへんw

んでは、直接照らしてみるとどうなるか、というのが次の写真です。

ダイレクトにリングライトを照射してみた

やや光が固くなって、陰影がはっきりしたのがわかると思います。左側にあるフェンダーの反射面を見るとリングだということがわかるか、と。でも全体に光が回っていますので、このままでも十分使えます。なんというかメリハリがはっきりしてこちらの方がメカメカしいアイテムには合うような気がしますね。

んでは、次にストロボとどう違うか。結果は明らかですが、一応並べてみます。

こちらはリングライト
これは内蔵ストロボで真っ正面から

どっちがすてきな写真かは別として(ちゃんと三脚使うべきだ…)、リングライトを使った方が全体的によく見えますね。

ただ、最初のミニチュアカーの写真を見てわかるように、バックさえしっかりあつらえてしまえばディフューザー的なものがなくても十分ブツ撮りに使えます。え?それなら普通の丸い蛍光灯でいいじゃん、って?あー、そう言われるとそうですねw。普通の丸い蛍光灯を使えばいいような気もします。

だが、断るw

リングライトは真ん中に穴が開いているので、そこにレンズ突っ込んでリングストロボ、あるいは無影撮影っぽいことができるのどえす。こんなカンジにね。

とまぁ、こういったユニークなこともできるのでポートレートなどにも生かせそうです。目にアイキャッチ入れたりとか。ただ、上から照らすだけですので、あくまでも簡単に通常よりもちょっとよい写真が撮れる…程度で考えておいた方がいいと思います。本来ならボトルは左からサイドライト当てて、逆サイドにはレフ置いて立体感出すようにすべきですし、メカメカしいものでも黒レフ置いて締めたり色々とこれだけでパーフェクトな写真は無理でしょうね。あくまでもカンタンに撮れるっていうところがこのリングライトのいいところ、です。あとは、こういったちゃんとしたRIFAライト単体なら15,000円ちょっとで買えますので多少予算に余裕がある場合には、これと安いスタンドなどを組み合わせるのもいいかも。

※注意点
蛍光灯はなんだかんだ言ってもあまり明るくありません。なのでデジカメでもISO400以上での撮影が多くなりますし、絞るとスローシャッターになっていくので、本来ならば三脚は必須です。ただ、熱を持たないのが蛍光灯のイイトコロなので、画角に入らないギリギリまで近づけたりして光量の少なさをカバーしてみることも可能です。しょせん40Wなのであまり期待しちゃうと肩すかしをくらいます。

話は変わって、今回キレイに撮り隊 デジカメスタジオを再度調べてみたのですが、これってグレーとブルーだけではなく、他のカラーのバックもあるんですね。ちょっと欲しくなってきた。まぁ、別のグラデペーパーとか自分で用意すればいいんですが。

内蔵ドライブはちょっとヤバかった(^^;

やっぱり気になってドライブを見てみたら…

Seagate P/N: 9JU138-301 CC1Gだった。

リーチィィィィィィッッッッッッ!というわけで、BIOSから認識されないバージョンではなかったため、ビンゴではなかったのですが、このファームウェアも不具合報告されているバージョン(転送速度が遅くなる、など)のため、ファームアップしました。最近このサーバといい、ML115G5といいディスクトラブルが続いているので、ちょっとナーバスになっているというものありますw

しかしながら、FDDのついていないマシンがこれだけあるのに、アップデータはFDDがないと動かないというものでした。仕方ないので、仮想FDDを作るソフトでWindowsXPマシンを使って作成し、そのデータをHPのUSBメモリをブータブルにするもので加工して作る(このソフトがHPからダウンロードできなくなってるのでググってみました)という素晴らしい手間をかけて行うわけです。一度このUSBキーを作ってしまうと、その後はファームアッププログラムやファーム自体の入れ替えでできちゃうので、一個用意しておくと便利かも。

そしてUSBメモリから起動して英語の手順に従って行うわけでした。英語とは言ってもそれほど面倒ではありませんし、このファームアップソフトウェア自体が、Seagate P/N: 9JU138-301 CC1Gだけに作用するものなので、他のHDDには影響がないハズです。ファームは、ST31500341AS_CC1H.zipって名前でググるとダウンロード先が見つかります。

はぁ、しかしこれ面倒だなー。普通の人は気づかないで使っていてトラブルに巻き込まれそう。もちろん、PCを自作する人ならばできちゃうことでしょうけど。しばらくSeagateはダメージでかそう。もっとも、評判落として安くなったら買いやすいってのはありますけど、ね。

サーバが落ちた

昨日自宅に帰って、なにげなくログインしっぱなしだった、このサーバのコンソールを見てみると、なにか見たことのないメッセージが。

journal commit I/O error

直訳するとジャーナルがコミットするときにI/Oエラーが出たよ、となるわけで(当たり前だ)、脳天気な自分ですら「こ、これはマズいのではないかqあwせdrftgyふじこlp」と思うわけだ。なのでちゃんとググってみた。が、よくわからない。ようするにファイルシステムでI/Oエラーが出たから、リードオンリーで再マウントするよん、ということらしい。

ファイルシステムで単純に論理的なエラーが発生しただけなら問題ないだろうけど、とにかくリードオンリーでマウントされても書き込みはできないし、ログも残らないわけで、それじゃ困るってことでリブートしてみることにした。しかし、オレはバカだから、何気にリブートしたあとにエラーをチェックするためにfsckをかけてしまったのだった。

昔、Sunのマシンを使っているときにカーネルパニックなどを起こしてリブートしたあとにfsckをかけるクセがあったためなんだけど、そしたらfsckしたあとにリブートしたら起動しなくなった。毎回fsckが走り、どうもこうも起動しない。起動する途中でCTRL+Cを連打してshellに落として、そこでfsckをかけてもダメ。どうやら起動している最中のディスクにfsckをかけると壊れる可能性があるらしい(ググってみたらそんなメッセージが出てたような)。

なので、CentOSのインストールディスクを別のPCで作り、そこからRescueモードで起動した。ボリューム自体はマウントできるので、そこのfstabを指定してfsckをかけてみる。

ということを朝の5時まで行ってなんとか復旧したのでした。なぜかcron.dの中にあったtripwireのcronが消えてるし…。

しかしながら、Atomマシンで2.5インチのHDDで運用しているこのサーバ。なんとなく気分的に2.5インチHDDは耐久性が少ないんじゃないか、と思ってしまっています。いや、実際にはブレードサーバなどにも採用されているし、耐衝撃性に関してはノートパソコンに積まれるくらいですので3.5インチよりも上ですから杞憂に過ぎないのでしょうが。ただ、一度こういったエラーが出てしまったディスクを長期間使い続けるのもなんなので、サーバ関連のリプレイスとバックアップ手法を考えないとマズいかな、と思っています。ML115に戻すかAtomのまま使って3.5インチに置き換えるか…。

ML115G5でWindows7を動かしてみる

そういえば、Windows7のベータテストが始まっていたなー、なんて思ってググってみると、すでにダウンロードできるようになっていました。以下のURLからアクセスできます。

Windows7 Betaカスタマプレビュープログラム

自分はここからWindows7 Vista32bitをダウンロードしてみました。MSN Messengerのアカウントがあればダウンロードできるようになっています。しかしながら、2.5GBもありますので光回線じゃないとツラいかも。もっともサーバは一時期の混雑から解放されたようで、自分だダウンロードしたら、9MB/sも出ていました。すげー。なお、喜んでダウンロードする前にちゃんとプロダクトキーを控えておいてくださいね。

さて、ダウンロードしたらISOファイルをDVDに焼いて、新品のHDDを用意して…なんてことをしてもいいのですが、ちょっとお試ししたかっただけなので、ここはVirtual Machine(仮想PC)で動かせばいいや、ということで使ったのがSun Microsystemsから出ている、VirtualBoxです。もち、フリーですよ。

VirtualBox Download

ここからML115G5はAMDなのでAMD64用を落としてみました。このファイルは40MBちょっとなのですぐダウンロードできると思います。両方用意したら、まずはVirtualBoxをインストールした後に起動します。ダイアログにある[新規]をクリックすると、PCの名前を決めろや、とおっしゃるので、ベタですがWindows7としてあげました。

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祝! Phenom II X4 940 Black Edition発売

やっとなのか、45nm SOIプロセスの新しいCPUであるPhenom II X4が明日10日から発売されるようですね。いわゆるBlack Editionでクロック倍率固定が解除されているようですが、いじらなくてもクロックが3GHzと今までのクアッドの中で一番高いクロックを持っていて速そうです。

価格は3万前後なのでさすがに昨今の廉価CPUに慣れた目には高く見えてしまいますが、最高パフォーマンスのCPUが3万円なのは手が届きやすいといえましょう。肝心の処理速度ですが、ベンチマークがPC Watchには掲載されていて、X9950よりクロックアップしていることもあり、それなりにパフォーマンスアップしているようです。また、4gamerでは3.8GHzまでOCして安定しているよう。

後はML115G5で使えるのか、が気になるところですがさすがに劇的なパフォーマンスアップはしなさそうですし、別段今のX9950に不満たらたら、というわけではありませんので、人柱になるのはやめておこうとwきっと有志がチャレンジしてくれることでしょう。それに今のバージョンはDDR2専用版であり、将来DDR2/3両用版が出たらもっと安くなるだろう、と考えてしまってるのもありますが。それにML115G5ではOCできないってのが一番踏みとどまる要因になってます。どうせなら普通のマザーボードで使いたい。

元気のなかったAMD界隈もそろそろこのPhenomで目を覚ましてくれるかなー。