「レビュー」カテゴリーアーカイブ

WordPress 2.9β2リリース ギャラリー機能拡張

WordPressの2.9β2が出たので、テストしてみました。このブログではなくテスト用のブログで試したので、ココはまだ2.8.6です。

2.9のメジャーバージョンアップ項目で、個人的に一番嬉しかったのはGalleryのショートタグにincludeとexcludeが加わったこと。通常、ギャラリーの記述には、
[gallery]
だけなのですが、ここにinclude,excludeを付加することで、ギャラリーに含ませたい画像・含みたくない画像を明示的に指示することができます。
[gallery include=1,3,5 exclude=7,9,11]
と、こうした記述になります。(同時に指定できません。した場合にはincludeのみ影響します)

ただ、この数字ってなんだよ?と悩みました。WordPressのメディアアップローダに登録されたギャラリー画像には、こういった番号は振られていませんし、この数字にはナニを指定すれば思うとおりに動くのだろう?と悩みました。Codexを読んでもわからないし(まだ英語版もアップデートされていません)、ソースコード見るしかないのかなぁ、と海外のWebを漁ったところ、attachment_idだということがわかりました。

通常WordPressで記事をポストするとpost_idが振られますが、さらにそこから連番で発生する各画像ファイルもpost_idを持ちます(DB内ではpostmetaテーブル)。これがattachment_idになるので、この番号を指定する、ということになります。

このattachment_idがメディアアップローダからは見えないために、ギャラリーの設定をするときに、WordPressの管理画面の「メディア」からこのIDを調べなくてはなりません。

media_lib

メディアライブラリで、include,excludeしたい画像をマウスオーバーすると、attachment_idがステータスバーに表示されますので、それを指定するようにします。もしかしたら、他に確認できるダイアログがあるのかもしれませんが、取りあえず試した段階では見つけることができませんでした。ちょっとここらへんメディアアップローダで管理できるようにして欲しいものです。

と、ひとつだけ新機能についてチェックしてみました。これができると、ギャラリーに含めたくない画像をすぐ設定することができます。もっともGUIレベルで出来るといいんですが…(設定画面にギャラリーに入れないなどのチェックボックスがあればいいだけなんだけど)。

Spyder3 Studio SRを試してみた

カラーキャリブレーションの大切さはわかっていても、毎日頻繁に使うものでないとなかなか食指が動きません。それなりにコストもかかりますし。今回、自分で使うものではありませんがSpyder3 Studio SRを試用してみる機会に恵まれたので試して見ました。例のライカをお持ちの方が買ってきてくれたら、先に使っていいよ、というので試して見た。ま、その人に教えることもできるので先に試しておいた方がいいなぁ、というので興味もあったのでやってみたのです。

なんとアルミのアタッシェケースに入っています。これだけで重いわ。
なんとアルミのアタッシェケースに入っています。これだけで重いわ。

ヨドバシカメラで購入したのですが(近所に在庫置いてある店がヨドバシだった)、高価(8万円弱)なのもわかる立派なケースに入っています。

中身はこうなっております。

ちゃんとスポンジでしっかりと仕舞えるようになってます。
ちゃんとスポンジでしっかりと仕舞えるようになってます。

左から、モニタキャリブレータ・スタンド(環境光測定用)、Datacolor分光色彩計の順番です。真ん中にあるグレイのものはSpyderCubeという18%グレイや100%白・黒を持つ写真を一緒に写しこむためのものです。グレイスケールのこじゃれたものだと思えばいい。

このDatacolor分光色彩計をガイドするためのプラスティックのスケールがこれです。

これにDatacolor分光色彩計を沿わせてガイドする
これにDatacolor分光色彩計を沿わせてガイドする

プリンターで印刷したカラーチップをコレを使ってDatacolor分光色彩計を滑らせて読むわけですね。読むというより、測るのですけど。

ま、実際にはそれほど準備は難しくありません。ソフトをインストールして起動すると、順番に手順を示して指示してくれます。キャリブレーション自体は慣れれば誰でもできるでしょう。手間だけど。

続きを読む Spyder3 Studio SRを試してみた

IOプラザで6千円USB液晶モニタを買った

IOプラザのプレミアムアウトレットでUSB接続できるサブモニターを購入しました。でもお高いんでしょう?と思われるかもしれませんが(なんじゃこりゃ)、5,980円で送料も代引き手数料もかかりませぬ。自分はポイントが1,500ポイントありましたから、5千円以下で買えました。まだ在庫はあります。LCD-USB7XB プレミアム・アウトレットiconとして販売されてます。ユーザー登録しないと見えないかも。まだ新品だと9千円以上しますから3割以上安いんですね。


icon
icon

アウトレットで箱つぶれ、なんて書いてありましたが、箱にキズなんてないぞ?というわけで中身は新品ですしなんら問題ない。箱は気にしない自分に取ってはオイシイ商品であります。実際に接続してみたのが、これです。

大きさが違ってかわいいが画素ピッチがとっても狭いのでミッチリ感がある
大きさが違ってかわいいが画素ピッチがとっても狭いのでミッチリ感がある

ま、色々なところでレビューされていますから、スペック云々よりも正直な感想を。はじめはバカにしてました。でもなんかいいです、これ。普段作業するときには邪魔な(正直サイドバーはあまり好きじゃない)ものを全部こっちに追いやっておけます。時計とか、為替のレートとかをこちらに出しておけば普段の仕事には気にならない。お気に入りの写真をスライドショウにして見るのもいい。かなり青みがかっているのですが、これで写真をレタッチするわけではないので、これはよし。ま、映像を流すと疑似フルカラーの宿命で空などにマッハバンドが出ますけど、愛嬌の部類。自分は時計を常時表示することにしました。

Qlockというソフトウェアで世界時計を。為替取引には便利。アラームもつけられる。
Qlockというソフトウェアで世界時計を。為替取引には便利。アラームもつけられる。しかし時計だらけだ…

省電力時も他のディスプレイと同じように消灯しますし、スクリーンセーバーもちゃんと効くし、USBで繋がっているところだけが異なるだけで問題なく動きます。このディスプレイにフルスクリーンでVLC Media Playerを使ってEOSの映像再生してもコマ落ちすることなく動きます。CPUパフォーマンスを見ていても、上がったか?と思うほど。再生するソフトの方が負荷が多いため気になりません。

フルスクリーンでもなめらか再生。こりゃ映像ソフト編集のときにも便利かもだ。
フルスクリーンでもなめらか再生。こりゃ映像編集のときにも便利かもだ。

というわけで、食べず嫌いはよくないなぁ、と思いました。強いて使いづらいところを言うと、Windows7ではドライバをIOデータからダウンロードしないと使えません。VistaとXPなら大丈夫です。それとUSBケーブルが50センチしかない。ノートPCならこれで十分かもしれませんが、デスクトップだと短すぎ。手持ちにたくさんUSBケーブル(片方がMiniUSB)はありましたから、それで転用しましたけど1mくらいあった方がいいと思います。明るさ調整も三段階じゃなくて細かくできたり、色調整もできればなぁ、なんて思いますがコンセプトからズレてコスト高になっても仕方ないのでこれはこれでいいのでしょうね。

気に入ったのでもう一個買って会社で使うことにしましたw

理想を言えばこれでタッチスクリーン防水スピーカー付きなんてのができればいいんだけど。そしたらUSBケーブル伸ばしまくってお風呂モニターにできるのになぁ、と想像してしまうのでした。

結論:あると思います!

※久々にカシオのコンデジ(これもIOプラザで購入したような…)で撮影してみたのですが、ノイズがスゴいですね。ISO200程度でこうなるのを見ると、やっぱコンデジなんだなと思います。

Vegasと7Dとスローモーションビデオ

7Dは720pで動画撮影すると、60fpsにすることができます。なので、これを30fpsに落とすと1/2速度でのスローモーションビデオになるわけですね。ということでやってみよーと思ったんだが、意外に情報がWeb上に出てない。海外ならあるんだけど、みんなFinal Cutとか使ってるんだもん。参考にならんじゃないか。プロレタリアートのVegasユーザにとって有益な情報がなかったので試行錯誤してみました。

1.使いたいクリップを選ぶ。当たり前っちゃー当たり前。そうそう、プロジェクトは720pで30fpsなどにしておいてくださいね。自分はこのテストでは、HDV720pのプリセットを使いました。これ以上にしてもあまり意味ないですから。

まずは選びましょ
まずは選びましょ

2.んでもってトリマーでIN/OUT指定して、プロジェクトに配置する。ここまでは普通と一緒。

トラックで音はミュートにしてあります。
トラックで音はミュートにしてあります。

3.右クリックしてプロパティを出して、再生レートを0.5にする。

vegas7d3

ここで、再生レートを0.5にすると、単純に同じ時間軸で半分しか再生されない。これじゃ困るワケだ。

4.CTRL押しながら、クリップの後ろをクリックして、右に引っ張る。いわゆるVegas独自のうにょーん方式

うにょーん!
うにょーん!

めいっぱい右に引っ張ってください。コレ、TipsなのですがVegasはうにょーんしても0.25倍までしかできません。最大1/4のスローモーションになるわけです。ココで再度プロパティを開いて、またレートを0.5にし直します。これで最初に設定したIN/OUT点が生かせた1/2のスローモーションになりました。言葉だとちょい面倒なのですが、実際にやってみればすぐできます。わざと最初に0.5にすることで、めいっぱい引っ張っても大丈夫になるわけです。もちろん、オレは細かい作業大好き、って人は配置したクリップの長さと同じだけうにょーんすればいいのですwかなり面倒だけどね。

5.そして、またプロパティを開いて、スマートリサンプリングってのがありますが、これはリサンプリング無効にしてください。ONにしたままでも大丈夫かなぁ?という気がしますが、ここらへんはヘンにフレーム補完されるのがイヤなので明示的にオフっちゃいましょう。

この後クリップをパラパラ並べていけばOK。ま、全部をスローモーションにする必要があるのか?とは思いますので要所に使うといいと思います。んでできたサンプルがこれなのです。

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=KTHcfOLTUqs]

YouTubeで直接みたいときはこちら

実際にスローモーションを撮影したり、他の人のを見てみると、1/2程度のスローモーションだとわかりづらいシチュエーションも数多くあります。飛行機撮影しても遅くなっているんだかよくわからない。それだけ見てると割合ゆっくりふわっと飛んでいるイメージなので別段エフェクトかかっている気がしない。それよりも、共通認識で持っている、モノが落ちてきたり、水が跳ねていたり、落ち葉がひらひら舞い落ちるなどの重力が効いているシーンがベストだと思います。撮影する対象を絞って使わないとダメだよね、という当たり前の結論なのでした。実際に自分でやってみると実感できると思います。

昔プロモーションビデオの撮影現場で上から落ち葉を落とすんだけど、アーティストには倍速で歌ってもらうのです。そうするとオーバークランクから1/2に落としたときにキチンとリップシンクするというワザなのですね。10年前くらいに見たシーンを今追体験しているような感覚ですわ。

EOS 7Dで動画撮影

再登場したEOS 7Dで動画撮影の練習するべ、と京浜島へ行ってきました。相変わらず島巡り。というか、自分の家の近所で空がぱーっと開けているところ、というとこのくらいしか思いつかなかったり。

今回はこんな風にしてみました
今回はこんな風にしてみました

AT9940を本体につけるとノイズを拾ったりするので今回はスタンドにつけてみました。マイクには三脚のネジと同じ穴が開いたホルダーが付属していますので、それに装着。ずいぶん昔に買ったものなのですが、今回初お披露目になります。マイクとカメラの間のケーブルは、ステレオミニプラグ延長ケーブルを使っています。5mのものを購入したのですが、ちょっと長かったかな。普通は3mもあれば十分かと思います。

途中でコネクタが接続されております。ちゃんと縛るなりして留めた方がいいかも。
途中でコネクタが接続されております。ちゃんと縛るなりして留めた方がいいかも。

これで後はカメラをビデオ用の三脚に載せれば動画撮影もバッチリ!のはず。実際に撮影した映像を見てみましたが、270mmの焦点距離でもブレずに撮影できました(もちろん完璧に静止するのは無理です)。

今回は手抜きでTAMRON 18-270mm使ってます。
今回は手抜きでTAMRON 18-270mm使ってます。

これで撮影していて気づいたのですが、望遠レンズをつけてプログラムオートで撮影すると、すさまじくISOが上がりシャッター速度も1/500などになりました。うーん。やっぱりマニュアルで撮影しないとダメかも。ISO2000とか平気でいっちゃいます。今回は720pですべて撮影しました。動画だとノイズがそれほど目立つわけじゃありませんが、やはりきちんと丁寧に設定してなるべく低感度で1/30くらいのシャッターを切りたいものです。

動画を自宅に帰って軽くチェックしてみましたが取りあえず問題なく撮れている様子。これからVegasでスローモーション編集などをしてみたいと思います。

こんなんでマイクには十分かと。

Lady GagaのCDを買ってみた

久々にCDなんぞを買ってみた。

The Monster / Lady Gaga
The Monster / Lady Gaga

YouTubeで新曲のプロモーションビデオを見て、あー出るんだ、と思ったのでたまには買ってみることにしました。前回のアルバムも入っていて、2,500円はお安いのです。もっとも今回のCDは本来なら8曲入りで、アメリカでは$7くらいで販売されるのもあるようです。アメリカでも前回のアルバムとのコンピレーションがありますから、今回の新曲であるBad RomanceからLady Gagaを知った人向けのパッケージってことになるんでしょうね。CDが売れない昨今ですから、少しでも単価を上げて売上を上げたい苦肉の策と申しましょうか。

とはいっても、2,500円ならばオトクなデキだと思います。前回のアルバムに収録されているヒット曲の数々も聞けますし、新しいトラックはビヨンセとのコラボ曲もBlackっぽいサウンドでよいし、Speechlessというバラードもとってもよい。コレ聞くと彼女の実力がよくわかります。

ちなみにYouTubeにアップロードされた2009年11月10日以来、すでに1,322万回も再生されているというメガプレイ状態。コメントも6万件とすさまじい人気を誇ってます。これ見ると昔よりかわいくなったかな?相変わらず奇抜な衣装で面白い女の子だな、と思わせてくれます。

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=ACm9yECwSso]

しかし、CDって買うのはいいけど、ジャマw。これからリッピングしてflac化(DC-MCNP1のため)したら、たぶんもう使うことがないような。EACファイルをダウンロード販売とかしてくれないかなあ。